たびにっき

旅の備忘録・雑記帳です。

千鳥の声が聞こえる(後編)

淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
  いく夜寝覚めぬ 須磨の関守

                  源兼昌 百人一首

 

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食事は食べれるときに食べとけっていうのが昨日の教訓。

 

ホテルに朝食があるときは、可能な限り食べておいた方がいい。

なくても、朝食は抜くことはやめておいたほうがいい・・・

下手したら夕方までたべれないこともあるかもしれないのだから・・・

 

 

泊まったペンションは、近くに漁港があるらしく、

オーナーのご好意で釣竿を借りれるらしい。

 

借りて朝間詰に釣りでもやろうかなっと思っていたが、

借りれるのは、ロッドとリールだけ・・・

 

え? 針は? 餌かルアーは?

 

「ないんですよねー」とのこと。

 

昨晩、酔い覚ましの散歩ついでに、

釣具屋を探してみたけど、そもそも光がほとんどない。

 

まあ、2発目と3発目の峠の間の集落に宿をとったんだから、

仕方はないのだが、

集落が小さすぎて、釣具屋どころか、

コンビニが一軒もないとは思わんかった・・・

 

そのため二日目の朝は、どこにも立ち寄れず、

速攻で三発目の峠が待っていた。

 

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アワイチの道中には、所々に、岩屋からの距離を示す

ガイドポールが立っていて

その地点での走行距離を教えてくれる。

 

平地であれば、5キロは15分もあればつくが、

上りはそうもいかない。

 

次の町にいくまで、タバコがないため、

必死になって上っていく。

 

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淡路島の南部は、一部を除き、日本の古い漁港・工業地帯のイメージが強い。

 

コンビニに立ち寄り、準備を整えてから4つ目の峠を上る。

 

ホントは3つ目と4つ目の峠の間のジェラート屋によるつもりだったが、

その時点で、朝8:00であり、開店まで2時間ほどあるため、

今回は立ち寄らないことを決めた。

 

そのかわり、

道の駅「うずしお」で

アイスクリームとたまねぎバーガーを食べるんだ。

 

そう心に決めて4つ目の峠を上っていく。

 

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絶好の快晴

 

風にも、坂にも負けず

 

ただただこいでいく。

 

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道の駅「うずしお」は4つ目の峠の途中で、

順路をそれ、下り坂に進路を変えて南の方に向かう。

つまりは、淡路島一周するためには、

降りている下り坂を、「うずしお」に到達した後、

引き返さなければならない。

 

もちろん行きの下り坂は引き返す際には上り坂になる。

 

あー、景色きれいだなー

風が気持ちいいなー

たまねぎバーガー

なんてことを考えながら、

引き返すときのことを頭から追い出すようにする。

 

そして結構な距離を下った後、

道の駅「うずしお」に到着。

 

 

 

 

 

 

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今日は火曜日でー  今は9時前でー

はい、おやすみー(今期3度目)

 

ホンマに昨日からなんやねん・・・

 

缶コーヒーだけ飲んで、来た道を引き返す。

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ただただ晴れていたことが救い。

 

走り出したところで、体調も整っていることもあり、

上り坂でも比較的楽しく上っていく。
 

そして4つ目の峠も終わり、大きな峠は全て終了。

 

海岸沿いに来たところで一休み。

 

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海でも見ながら休もうと、路肩に自転車を置いて防波堤まで進む。

 

ちょいと一服・・・

 

さて戻ろうと来た道を戻る。

 

来た道のマンホールを踏んだ瞬間、右足から甲高い鈍い音が・・・

 

崩れそうになった重心を反対側の足で支えながら、

音のなった方を見てみると・・・

 

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老朽化したマンホールがなくなっていて、

そこにはかなり深い穴が・・・

 

こっわ。

 

けがしていないこと、足に違和感がないことを確かめ、

一路、岩屋を目指す。

 

道中、ここで食べると決め打ちしていた、レストランへ。

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生シラス丼と淡路ビーフの瓦焼き

淡路島は瓦が有名らしく、その瓦を鉄板代わりにしてステーキを焼く。

 

道中の見どころとして、瓦で壁を作っているところもある。

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昼食後は、比較的早いスピードで走行できた。

 

ただ、連れが見ていたサイトには、

峠4つのあとは軽い上り下りを繰り返すと書いてあったが、

特段軽いわけではなく、峠と平地の半分くらいの勾配を

上り下りすることになった。

 

やはり、最後まで足は残しておくのが重要。

 

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淡路島は、サイクリングとしては、東側に比べて西側の方が

景観が劣り、かつ若干走りにくい。

 

峠を過ぎた後は、少し単調な道が続く。

 

テトラポットを見て曲が思い浮かんだ。

apple musicを開いてaikoテトラポットを探す。

 

でてこない。

ウェブ検索をして、

はじめてあの曲が、ボーイフレンドという曲であることを知る。

 

そうこうしているうちに

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明石海峡大橋が見えてくる。

 

目標が視認圏内に入ると、走行スピードも上がり、

一気に橋の下を通り過ぎる。

 

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ということで、淡路島1周 アワイチ しゅうりょうー

お疲れ様でしたー。

 

講評

基本的には、終始海を見ながら走行できるので個人的には飽きが来ず、

ルート案内に青い矢羽根があるので比較的迷わず走りやすかった。

南あわじでは食事や休憩するタイミングを見誤るとどえらいことになる。

比較的、商店や自転車店などはあまりないため、事前の準備、走行計画が大切。

 

日時:2020/10/5~6

場所:淡路島

天気:晴れ

同行:有り

走行距離:75km(その日当たり)/150km(全長)

併用イベント(アプリ):サイクルボール(ツールド)

 

千鳥の声が聞こえる(前編)

千鳥なく 絵島の浦に すむ月を
  波に移して 見るこよひかな 

                    西行法師 山家集

 

 

朝6時に京都を出発。

2時間ほど車を飛ばして、

淡路海峡大橋を渡れば、そこは全周海に囲まれた島、淡路島。

 

普段、海を見ない地域に住んでいるので、

橋を渡る時から、若干高揚状態。

 

淡路海峡大橋を渡った先にある、淡路SAに車を止めて、

自転車のセットアップ。

 

セットアップ完了後、SAのレストランで、しらす丼を食べる。

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 淡路島は、玉ねぎ、淡路ビーフ、海産物と、特産物が多く、グルメ的な期待もできる。

 

食事を終えて、10時ごろに出発。

 2days設定は、時間にゆとりを持って行動できるのが利点。

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基本はロングライドもポタリングも、ソロで行動するが、

今日は連れと一緒なので無理はしないペースで進行する。

 

と、心がけてはいるが、

走り出して一時間ほどで

「チャリが重い」と言う友人。

 

感覚的には、ギアを通常より、

二つか三つ分、重くして走っているような感覚がするらしい。

 

淡路島の西側は、快走路であり、

基本はペースを上げていきたいところ。

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こんな感じのサイクリングロードと、海岸が並走している。

 

が、連れに合わせて、スピードを落として走行。

景色とサイクリングを堪能。

 

けれども、淡路島の中盤には4つの大きな峠があり、

このままの状況では登れないと判断し、

峠の前の洲本市自転車屋を探すことに決める。

 

淡路島は、北部・中部などは栄えている箇所があるものの、

その栄えている区間の合間には、自転車屋どころか

店すらない状況が続く箇所があるので、

どこでトラブルシューティングをするのかがとても大切。

 

今回は、洲本のイオンモールにある自転車屋で修理をする。

 

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イオンモールの近くにあったドラクエのオブジェ。(堀井雄二の故郷らしい)

 

連れいわく、走りにくさは空気圧の低下が問題だったらしいが、

それ以外のところで、重大な破損があるらしく、

今回の走行には支障はないが、今後長く乗っていくことはお勧めできないという

会社の健康診断的なことを言われたらしい。

 

ともかく、点検と対応をしてもらい、一路南あわじを目指す。

 

 洲本を超えたあたりから、コンビニの数が激減する。

 

洲本から1時間ほど走ったところで峠に突入。

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半月ほど前に

京都・滋賀を結ぶ「山中越え」を使ってヒルクライムの対策をしており、

加えて峠の前での車体点検のおかげで、

なんとか1つ目の坂は二人とも止まることなく登りきることができた。

 

が、ここで誤算が・・・

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休憩として立ち寄ろうとしてた「謎のパラダイス」が開いていない・・・

 

ちかくにあった峠の茶屋的な場所も開いていない・・・

 

近くにあった自販機で辛うじて水分だけは補給して、

峠を下る。

 

はずだった。

 

 

 

 

 

下りが来ない。

 

 

 

今まで、ビワイチ・山中越え・宇治川ライン・しまなみ海道と経験してきて

自分の中で峠とは

        

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こんな感じの固定観念があった。

 

けれども、淡路島1発目の峠は

 

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こんなイメージ

 

下りが来ない。

上って、下って、

上って、下って、

 上って、下って、

いつ下りがくるのって感じ。

 

十分な休憩もできていない中の走行で、

全然下りがこないことに対してのフラストレーション、

やっとのことで紛れもない下りがきて、滑走。

 

海沿いの道に戻る。

 

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今度は歩道のない、完全な車道ではあるが、

交通量自体が少なく、快走できる。

食事さえとれていれば・・・

 

峠の途中から現れだした、

サルの看板とお食事処の看板があと何キロ先に

休憩スポットがあると教えてくれる。

 

あと3キロ

あと2キロ

 

そして、やっとの思いでたどりつく

 

淡路島モンキーセンター

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はい、おやすみー

 

また、おやすみー

 

モンキーセンターの横の食事処も、おやすみー

 

ヘルメット外して、

自転車二台を鍵でまとめて、

手袋外して

そんで気づいた

 

9~11月は、サルが山の中に木の実を探しに行くそうで、

その時期はモンキーセンターも入れないし、

食事処も不定休。

 

モンキーセンターの横のお土産屋さんはやってはいるものの、

食べ物はないらしい・・・

 

ふてくされて、お土産屋さんの中にある

UFOキャッチャーに100円入れる。

 

・・・動かない

 

電源が入っていない。

 

店員さんが申し訳なさそうな顔で100円返してくれた。

 

電源入れてくれるわけではないんですね・・・

 

失意の中、そのまま、40分ほど走行し、

やっと商店を見つけて、和菓子を購入し、エネルギー補給。

 

そして、2発目の峠へ向かう。

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この時点で日暮れが迫っているため、

時間的に焦りを感じながら走行。

 

1発目の峠は、山中にあり、

全景を見渡すことができない分、

あと少しで山頂だろう、

ちがったけど、もう少しで山頂だろう、という感じで

フラストレーションはたまるものの、

通しで行くことができる。 

 

しかし、2発目の峠は、海岸沿いにあり、

視覚でしんどさがわかる。

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自分はペースを作りながら、なんとか登りきるが、

先行した友人が途中で押し歩きになった。

 

基本的に、峠に挑むときは、

登りで離れた場合は、頂上で待つ、

下りで離れた場合は、ふもとで待つを決め事にしている。

 

頂上で待っていると、

どこかで自転車に乗りなおした友人が到着。

 

二つ目の峠は、ヒルクライムからのダウンヒル

気持ち的には楽な仕様。

 

そのまま、ふもとの集落まで下山。

 

その集落の中にあるペンションに辿り着く。

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外観・・・めっちゃおしゃれ

 

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食事スペース・・・そこに自転車置かせてもらえる

 

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淡路島カレー&ローストビーフ・・・もちろんご飯は大盛

 

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ガレージを改装した休憩スペース

  ・・・食後は、ビリヤードしたり、ハンモックにゆられたり、タバコ吸ったり

 

 

これで1人5000円切るのよ・・・(2020年10月当時)

 

宿泊施設に満足して淡路島1日目終了。

 

日時:2020/10/5~6

場所:淡路島

天気:晴れ

同行:有り

走行距離:75km(その日当たり)/150km(全長)

併用イベント(アプリ):サイクルボール(ツールド)

 

 

日々旅にして 、旅を栖とす

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月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。

舟の上に生涯をうかべ馬の口とらえて老をむかふる物は、

日々旅にして 、旅を栖とす。

古人も多く旅に死せるあり。

                    松尾芭蕉 奥の細道

 

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